セルフ・コンパッションには陰と陽がある
セルフ・コンパッションというと、
「自分を優しく思いやる」「自分を穏やかになだめていく」
という感じが強く、どちらかというと、
お母さんのような柔らかな女性的なイメージを
抱かれるのではないでしょうか?
しかし、誰の中にも「女性性」と「男性性」が存在するように
セルフ・コンパッションにも女性的な面と男性的な面、
すなわち「陰」と「陽」両方の性質があります。
セルフ・コンパッションの陰
「自分を穏やかにする」「自分をなだめる」「自分を認める」
辛い感情に優しく寄り添っていく、
自分を温かく優しい気持ちでなだめていく、
今起きていることに向き合い、受け入れていく。
セルフ・コンパッションの陽
「自分を守る」「自分に与える」「自分の動機づけを高める」
自分に害を及ぼすことには「No」と拒否して自分を守る、
自分に今必要なものを知り、それを自分に提供する、
自分に必要な行動をとる。
今の自分にはどんなセルフ・コンパッションが必要か
セルフ・コンパッションで最も重要な問いかけは
「今の自分には何が必要か?」ということです。
セルフ・コンパッションにはいろいろな面があります。
今の自分の状態により、
陰のセルフ・コンパッションがより必要な時もあれば
陽のセルフ・コンパッションがより必要な時もあるでしょう。
すぐには答えが見つからないときもあるかもしれませんが
常に「今の自分には何が必要か?」ということを
意識しておくとよいでしょう。